お金を上手に使うために
お金のことをしっかり知ると、ムダなく使えて、将来も安心できます。でも、お金に関する言葉はむずかしく感じることが多いです。ここでは、よく使われる基本の言葉をやさしく説明します。
預金と貯蓄のちがい
「預金(よきん)」は、銀行や郵便局にお金をあずけることです。あずけたお金は、必要なときに引き出せます。「貯蓄(ちょちく)」は、お金をためることです。預金のように銀行にあずけることもふくまれますが、自分の家で貯金箱にためるのも貯蓄です。
投資とは?
「投資(とうし)」とは、お金をふやすために使うことです。たとえば、会社の株(かぶ)を買ったり、投資信託(とうししんたく)を買ったりすることをいいます。投資をすると、お金がふえることもありますが、へることもあるので、しっかり考えてやることが大切です。
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株式(かぶしき)とは?
「株式(かぶしき)」とは、会社が資金(しきん)を集めるために発行(はっこう)するものです。株を買うと、その会社の一部をもつことになります。会社がもうけると、持っている株の価値が上がったり、お金(配当金/はいとうきん)がもらえたりします。会社の業績(ぎょうせき)が悪くなると、株の価値が下がることもあります。
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かぶの価格(かぶか)は、じょうげの変動がはげしいからきをつけよう!
債券(さいけん)とは?
「債券(さいけん)」は、国や会社が資金を集めるために発行するものです。かんたんにいうと、お金を貸すことです。一定の期間(きかん)がすぎると、利息(りそく)がついてお金がもどってきます。株よりもリスク(危険)が少ないといわれていますが、発行した会社が倒産(とうさん)すると、お金がもどらなくなることもあります。
投資信託(とうししんたく)とは?
「投資信託(とうししんたく)」とは、たくさんの人が出したお金をひとつにまとめて、専門家(せんもんか)が運用(うんよう)するしくみです。少ないお金ではじめられるのがメリットです。でも、運用によっては、お金がへることもあります。
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おかねをできるだけあんぜんに増やしたいときは、株よりも投資信託の方がいいと言われているよ!
まとめ
- 預金 は銀行などにあずけること、 貯蓄 はお金をためること。
- 投資 はお金をふやすために使うこと。ただし、へることもある。
- 株式 は会社の一部をもつことができるが、価値が変わる。
- 債券 は国や会社にお金を貸すことで、一定期間後にもどるしくみ。
- 投資信託 は専門家が運用する投資方法で、少額からはじめられる。