お金をためたいけれど、「なかなかできない」「いつのまにか使ってしまう」と思うことはありませんか? 貯金はむずかしいことではありません。でも、何も考えずにいると、お金はなかなかたまりません。
貯金ができる人は、「お金の流れ」をしっかり考えています。どれくらいの収入があって、何にお金を使って、どれくらい残せるのかを知っています。貯金をするには、「お金を使わないようにしよう」と思うだけでは足りません。ちょっとした工夫が必要です。
貯金の基本を知って、お金を上手に管理する方法を学びましょう。
貯金が大切な理由
貯金があると、安心してくらせます。たとえば、急に病気になったときや、仕事がなくなったとき、貯金があれば落ちついて考えられます。
また、大きな買い物をするときにも、貯金があると安心です。旅行に行ったり、新しい車を買ったりするとき、お金が足りないと困ります。あらかじめ計画を立てて貯金しておけば、安心して買うことができます。
そして、未来のためにも貯金は大切です。年をとったときのことを考えると、少しずつでもお金をためておくと安心です。
貯金をするために大切なこと
貯金をはじめるときに、まず 「貯金の目標」 を決めることが大切です。ただなんとなくお金をためるより、「○○のために貯金する」と決めたほうが続けやすくなります。
たとえば、「1年後に旅行に行くために貯金する」「3年後に車を買うために貯金する」など、目標をはっきりさせましょう。目標があると、貯金するのが楽しくなります。
また、「毎月いくら貯金するか」を決めることも大切です。「余ったお金を貯金しよう」と思っていると、ついつい全部使ってしまうことが多いです。そこで、「毎月5000円貯金する」「収入の1割を貯金する」と、はじめに決めてしまいましょう。こうすると、自然にお金がたまっていきます。
貯金を続けるコツ
貯金を続けるには、ちょっとした工夫が必要です。まず、「貯金するための口座を作る」といいでしょう。毎月のお金を入れる口座とは別に、貯金用の口座を作ると、ついお金を使ってしまうことを防ぐことができます。
また、「先に貯金する」ことも大事です。収入が入ったら、まず貯金して、そのあとで生活費を使うようにすると、お金がたまりやすくなります。この方法を 「先どり貯金」 といいます。先にお金を分けておくことで、「気づいたらお金が残っていなかった!」ということを防ぐことができます。
さらに、「無駄づかいを減らす」ことも大切です。お金の使い方を見直すと、貯金にまわせるお金が増えていきます。たとえば、「コンビニでお菓子を買う回数を減らす」「スマホのプランを見直す」など、小さな工夫で大きく変わります。
無理なく続ける貯金方法
貯金は、がんばりすぎると続きません。無理をせず、楽しく続けることが大切です。
たとえば、「500円玉貯金」のように、ゲーム感覚でためる方法もあります。財布に500円玉があったら、それを貯金箱に入れるだけ。これを続けると、気づいたときにはたくさんのお金がたまっています。
また、「自動で貯金する」しくみを使うのもおすすめです。銀行のサービスには、毎月決まった金額を自動で貯金するしくみがあります。これを使えば、何もしなくてもお金がたまるので、続けやすくなります。
貯金をすると、お金の使い方が上手になる
貯金をしていると、お金の使い方をよく考えるようになります。「これは本当に必要なお金か?」「もっといい使い方はないか?」と考えるくせがつくと、お金を無駄に使うことが減ります。
また、貯金が増えると、自分に自信がつきます。少しずつでも、お金がたまっていくと、「自分はちゃんと貯金できている!」と感じることができ、もっとがんばろうと思えるようになります。
まとめ
- 貯金は、くらしを安心させるために大切
- 目標を決めると、貯金を続けやすくなる
- 先に貯金する 「先どり貯金」 が効果的
- 口座を分けると、お金を使いすぎるのを防げる
- 500円玉貯金や自動貯金を使うと、楽しく続けられる
- 貯金をすると、お金の使い方が上手になり、自信がつく