病院(びょういん)に入院(にゅういん)したり、大きな手術(しゅじゅつ)を受けたりすると、お金がたくさんかかります。
でも、日本には「高額療養費(こうがくりょうようひ)」制度(せいど)があるので、一定額の医療費(いりょうひ)だけ支払えばいいことになっています。
高額療養費(こうがくりょうようひ)のしくみ
病院での治療(ちりょう)にかかったお金は、健康保険(けんこうほけん)で少し安くなります。でも、それでも高いと感じることがあります。そんなときに、高額療養費(こうがくりょうようひ)が使えます。
高額療養費を使うと、1か月(つき)に病院に支払(しはら)うお金が、ある一定(いってい)の金額(きんがく)をこえると、それ以上(いじょう)は支払わなくてよくなります。そのこえた分(ぶん)は、あとで戻(もど)ってきます。
いくら戻(もど)ってくるの?
戻(もど)ってくるお金の額(がく)は、年齢(ねんれい)や収入(しゅうにゅう)によって違(ちが)います。たとえば、
- 収入が少ない人は、たくさん戻ってくる
- 収入が多い人は、少し戻ってくる
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どんな人でも、高額療養費(こうがくりょうようひ)を使うことで、病院のお金をおさえられるよ!
申請(しんせい)の方法(ほうほう)
病院のお金を支払(しはら)ったあと、高額療養費(こうがくりょうようひ)を受けるには、申請が必要です。申請しないと、お金は戻(もど)ってこないので、気(き)をつけましょう。
申請(しんせい)する場所(ばしょ)
- 健康保険(けんこうほけん)に入(はい)っている会社(かいしゃ)
- 市役所(しやくしょ)や区役所(くやくしょ)の健康保険(けんこうほけん)の窓口(まどぐち)
申請(しんせい)すると、だいたい3か月(げつ)ぐらいでお金が戻(もど)ってきます。
先に申請すると、病院で払(はら)うお金が少なくなる
「高額療養費(こうがくりょうようひ)制度(せいど)」は、病院で払(はら)ったあとに戻(もど)ってくる仕組(しく)みですが、先(さき)に「限度額適用認定証(げんどがくてきようにんていしょう)」を申請(しんせい)すれば、病院での支払いが自己負担限度額になります。(収入によってきめらている医療費のじょうげん)
この「限度額適用認定証(げんどがくてきようにんていしょう)」は、健康保険(けんこうほけん)の窓口(まどぐち)で申請(しんせい)できます。病院に行(い)く前に申請すると、支払いが楽になります。
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びょういんにいくまえに、限度額認定証をとるといいよ!そうすることで、びょういんの窓口でしはらうお金がすくなくなるよ!(じぶんがたてかえて払う分がすくなくなるよ)
どんな医療費(いりょうひ)が対象(たいしょう)?
高額療養費(こうがくりょうようひ)は、病院の治療費(ちりょうひ)だけでなく………..
- 入院(にゅういん)
- 手術(しゅじゅつ)
- お医者(いしゃ)さんの診察(しんさつ)
- 薬代(くすりだい)
など、たくさんのものが対象(たいしょう)です。でも、病院の個室(こしつ)代(だい)や健康診断(けんこうしんだん)の費用(ひよう)は、対象外(たいしょうがい)になることが多いです。
まとめ
- 高額療養費は、病院の支払(しはら)いを少(すく)なくする制度(せいど)
- 1か月(つき)に支払(しはら)うお金が決(き)まった額(がく)をこえたら、あとで戻(もど)ってくる
- 申請をしないと、お金は戻(もど)ってこないので注意(ちゅうい)
- 先(さき)に「限度額適用認定証(げんどがくてきようにんていしょう)」を申請(しんせい)すれば、病院で払(はら)うお金が少(すく)なくなる
- 健康保険(けんこうほけん)の窓口(まどぐち)で申請(しんせい)できる
- 病院の治療費(ちりょうひ)や薬代(くすりだい)などが対象(たいしょう)になるが、個室(こしつ)代(だい)などは対象外(たいしょうがい)になることもある