学生ローンを返すのがむずかしくなってしまったら、どうすればいいか不安になりますよね。でも、大丈夫です。落ち着いて、今できることを一緒に考えましょう。
まず、何もせずに放っておくのはよくありません。支払いが遅れると、あとで大きな問題になることがあります。でも、早めに相談すれば、いろいろな解決方法があるので安心してください。
返せなくなったら、まず相談しよう
学生ローンを借りたときの書類には、どこに相談すればいいかが書いてあります。多くの場合、日本学生支援機構(にほんがくせいしえんきこう)や銀行に連絡ができます。電話をするのがこわいと感じるかもしれませんが「どうすればいいか」を一緒に考えてくれるので、まずは話してみましょう。
相談すると、支払いを待ってもらう方法や、毎月の返済額を少なくする方法を考えてもらえます。たとえば、返済猶予(へんさいゆうよ)の制度を使うと、しばらくの間、お金を返さなくてもよくなることがあります。仕事が見つかるまでの間、支払いを止めることができます。
また、減額返済(げんがくへんさい)を利用すると、今の収入に合わせて、毎月返すお金をへらしてもらうことができます。返す期間は長くなりますが、無理なく続けることができます。
生活を見直してみよう
「お金が足りない!」と思うと、不安になってしまいます。でも、まずは「本当に必要なもの」と「なくても大丈夫なもの」を分けてみましょう。
たとえば、毎月のスマホ代が高すぎないか、サブスク(毎月お金を払うサービス)は全部必要なのか、外食の回数を少なくできるか、学校や仕事の交通費をおさえる方法はないかを考えてみてください。少しでも節約できれば、そのぶん返済にまわせるかもしれません。
アルバイトを増やすのもひとつの方法
今の仕事だけではお金が足りない場合は、新しいアルバイトを探してみるのもいいです。短い時間でもできる仕事を見つけることで、少しずつお金を増やせます。
たとえば、コンビニやスーパーのレジ、ネットでできる仕事(記事を書く、データ入力(でーたにゅうりょく)など)、家でできる仕事(ハンドメイド販売(手作りの物を売る)など)があります。時間の使い方を工夫すれば、今の仕事と両立(りょうりつ)しながら無理なく続けられます。
新しくお金を借りるのは慎重に
「ほかのところでお金を借りればいいかも」と思うかもしれませんが、それはとても危険です。特に、学生ローンとはちがう「消費者金融(しょうひしゃきんゆう)」からお金を借りると、あとで大きな負担になることがあります。
もし、新しくお金を借りようと考えたら、まずは信頼できる人に相談しましょう。親や先生、友人など、あなたのことを心配してくれる人と話すことで、よい解決策が見つかるかもしれません。
まとめ
- 返せなくなったら、すぐに相談する。
- 返済猶予や減額返済の制度を活用する。
- 生活費を見直して、無駄を減らす。
- 新しい仕事を探して収入を増やす。
- 新しくお金を借りるのは慎重に。
学生ローンの返済は、あせらずに計画を立てることが大切です。できることから少しずつ始めてみましょう。