消費者金融ってなに?
お金を借りることができるサービスのひとつに「消費者金融」があります。テレビやインターネットでもよく広告を見かけますよね。かんたんに申しこめて、すぐにお金を手に入れられるのが特徴です。でも、その気軽さのうらには大きな危険がかくれています。
「今月ピンチだからちょっとだけ借りよう」「すぐに返せば問題ない」そう思っている人ほど、あとで大きなトラブルにまきこまれることが多いです。
本当に気をつけるべきことを、ここでしっかりお話ししますね。
利息のワナ!思ったより高いお金を払うことに…
消費者金融の大きな特徴のひとつが「利息」です。これは、お金を借りたときに、返すときにプラスして払うお金のこと。たとえば、10万円を借りたとして、1年後に返すときに12万円になっていた、ということもあります。
「え?そんなに?」と思うかもしれません。でも、これは特別なことではなく、消費者金融ではよくあることなのです。お金を借りると、元の金額よりも多く返さなければならない。これが消費者金融のこわいところです。
すぐに借りられるのはワナかも?
消費者金融の広告を見ると、「かんたん申しこみ」「最短5分でお金がもらえる!」などの言葉が目立ちますよね。すぐにお金を手に入れられるのは、とても助かることのように見えます。でも、この気軽さこそがワナなのです。
なぜなら、お金を借りることへのハードルが低いと、「もうちょっとだけ…」と何度も借りてしまう人が増えるからです。そして、気がついたときには「こんなに借金がふえていた!」とあわてることになります。
借りたお金は、すぐに返さないと大変なことに…
消費者金融のお金は、かんたんに借りられるぶん、しっかりと返すことを求められます。もしも返せなかった場合、どうなると思いますか?
- 毎月の返す金額がどんどんふえる
- 電話や手紙で「お金を返してください」と何度も連絡がくる
- 最悪の場合、裁判になり、強制的にお金を取られることも
こうなると、生活がとても苦しくなります。「ちょっと借りるだけ」と思っても、あとで大変なことになるのです。
返しても、なかなか終わらない!?
「よし!しっかり返していけば問題ない!」そう思っている人もいるかもしれません。でも、消費者金融の利息が高いため、なかなか借金がへらないことがあります。
たとえば、毎月1万円ずつ返していたとしても、利息がついているため、元のお金がほとんど減らない…というケースも。気がつけば、何年もお金を返し続けることになる人もいるのです。
こんな人は特に注意!
消費者金融を利用しやすい人には、ある共通点があります。
- すぐにお金が必要になることが多い
- クレジットカードの支払いをリボ払いにしている
- あまりお金のことを考えないタイプ
- 「まあ、なんとかなるか」と思いやすい
こういう人は、一度借りると止まらなくなりがちです。最初は少しだけのつもりでも、気づいたら大きな借金をかかえてしまうことがあります。
お金が足りないとき、どうすればいい?
では、お金がどうしても足りなくなったとき、どうすればいいのでしょうか?
- まずは「本当に必要なお金なのか」考える
- 家族や友人に相談する
- 公的な支援がないか調べる(市役所などで相談できることも)
- お金の使い方を見直してみる
消費者金融を使う前に、できることはいろいろあります。「すぐにお金を借りなきゃ!」と思う前に、一度立ち止まって考えてみてくださいね。
まとめ
- 消費者金融はすぐにお金を借りられるけど、利息が高い
- 気軽に借りられることで、ついつい借金がふえてしまう
- 借金を返しても、なかなか終わらないことがある
- 返せなくなると、大変なことになる
- お金に困ったら、相談!消費者金融を使う前にできることを考えよう