無料診断って本当に無料?
ネットを見ていると「無料診断」と書かれた広告を見かけませんか?
「あなたの適職を無料で診断!」
「無料であなたの性格をチェック!」
「将来の運勢を無料で占います!」
こんなふうに書かれていると「ちょっとやってみようかな」と思うかもしれません。でも、実は完全に無料ではないことが多い のです。
この記事では「ネットの無料診断」が本当に無料かどうかを見分ける方法を紹介します。知らないうちにお金を取られたり、個人情報を抜き取られたりしないように注意しましょう。
よくある「無料診断」のワナ
ネットで「無料」と書かれていても、実際には途中からお金がかかる ことがあります。
こんなケースには気をつけましょう。
診断の途中で「お金を払って続きを見る」と言われる
無料診断を始めて、最後に結果を見ようとすると…
「ここから先の詳しい診断結果は有料です」こんな表示が出ることがあります。これは「一部だけ無料で、全部見るにはお金がかかる」というパターンです。
「もうここまでやったから、続きが気になる…」と思わせて、お金を払わせる仕組み になっています。
電話やLINE登録を求められる
無料診断をする前に「電話番号を入力してください」「LINEに登録してください」と言われることがあります。
この場合、診断の後に営業の電話やメッセージがたくさん送られてくる ことが多いです。特に、占いや仕事の適性診断などで、「あなたには特別な才能があります。詳しく話したいので、電話してください」 と誘導されるケースがあります。
実際にはお金を取られる有料サービスへ誘導するためのものがほとんどです。
クレジットカードの入力を求められる
「無料だから安心」と思って進めていくと、最後にクレジットカードの入力を求められる ケースがあります。
この場合「無料期間は〇日間。その後は自動で課金されます」と書かれていることが多いです。つまり、無料期間だけ使おうと思っていても、うっかり解約を忘れると、いつの間にかお金を取られてしまいます。
本当に無料か見分けるポイント
では、どうすれば「この無料診断が本当に無料かどうか」を見分けることができるのでしょうか?
次のポイントをチェックしてみましょう。
最後まで無料かどうかを確認する
診断を始める前に、サイトの説明をよく読みましょう。
- 「途中から有料」と書いていない?
- 「特定の機能は有料」と書いていない?
- 詳しい結果を見るには料金がかかると書いていない?
このような記載がある場合は、途中からお金を取られる可能性が高いです。
電話番号やLINE登録を求められていない?
本当に無料の診断なら、電話番号やLINE登録を求める必要はありません。
「診断結果を送るため」と言われても、入力しないほうが安全です。
クレジットカードの入力を求められていない?
「無料期間があるから安心」と思っても、クレジットカードの登録を求められたら注意が必要 です。
無料期間が終わると自動でお金が引かれる仕組みになっている場合が多いので、すぐに解約しないとムダな出費につながります。
安全にネットの診断を使うコツ
「無料診断を楽しみたいけど、だまされたくない!」という人は、次の方法を試してみてください。
信頼できるサイトの診断だけ使う
大手の企業や有名な機関が提供している診断なら、途中からお金を取られる心配が少ない です。
たとえば、大学の心理学研究チームが作った診断 や、大手就職サイトの適性診断 などは安全な場合が多いです。
「無料診断 詐欺」などで検索する
「この診断、本当に大丈夫?」と思ったら、ネットで「無料診断 詐欺」などのキーワードで検索してみます。
過去にトラブルになっているサイトなら、注意喚起の記事や口コミが出てくることがあります。
個人情報をむやみに入力しない
- 電話番号
- 住所
- クレジットカード情報
こうした個人情報を求められたら、まずは**「本当に必要なのか?」** を考えましょう。
無料診断なら、こうした情報を入力する必要はないはずです。
まとめ
- 「無料」と書かれていても、途中から有料になることが多い
- 診断の最後で「続きは有料」と言われることがある
- 電話番号やLINE登録を求められたら、営業の連絡がくる可能性がある
- クレジットカードの登録を求められたら、無料期間後に自動でお金が引かれることがある
- ネットで「無料診断 詐欺」などのキーワードで検索すると、危険なサイトかどうかがわかることがある