買い物をするとき、「つい予定より多く買ってしまった」「気づいたらお金がなくなっていた」と思うことはありませんか? セールやキャッシュレス決済はとても便利ですが、うまく使わないと、無駄遣いの原因になってしまいます。
でも、ちょっとしたコツを知るだけで、買い物の失敗をへらし、しっかり節約できるようになります。無駄遣いをふせぐための買い物のコツを、わかりやすく紹介します。
無駄遣いがふえる原因を知ろう
買い物をするときに、お金を使いすぎてしまうのには理由があります。お店は、できるだけたくさん買ってもらうために、いろいろな工夫をしています。
たとえば、スーパーやコンビニに行くと、入り口に「本日限りのお買い得品!」という大きなポスターが貼られています。これを見ると、「今買わなきゃもったいない!」と思い、予定になかったものを買ってしまうことがあります。
また、レジの近くに小さなお菓子やジュースが並んでいるのも、無駄遣いをさそう仕組みです。レジで会計を待っている間に、「ついでにこれも買おうかな」と思ってしまうのです。
キャッシュレス決済も、お金をつかいすぎる原因のひとつです。現金なら、お財布の中のお金がへっていくのが目に見えます。でも、キャッシュレスだと、お金をつかっている実感がなくなり、「気づいたら今月の支払いが多かった!」ということになりがちです。
このように、無駄遣いをへらすためには、まず「なぜつかいすぎるのか?」を知ることが大切です。それがわかれば、買い物をするときに気をつけることができ、しぜんと無駄遣いがへっていきます。
セールの上手な使い方
セールは、お金を節約するためのよいチャンスです。でも、セールだからといって、何でも買ってしまうと、むしろお金をつかいすぎてしまいます。
セールで失敗しないためには、「買うものを決めてから行く」ことが大切です。たとえば、「新しいくつがほしい」「冬のコートを買いたい」と決めてから行くと、ほかのものに目がいきにくくなります。
また、「本当に必要なものか?」を考えることも大事です。セールで安くなっていると、「とりあえず買っておこう」と思いがちですが、それが本当に必要なものかどうか、一度考えてみましょう。もしも「今すぐ必要ではない」と思ったら、買わないほうがいいかもしれません。
さらに、「買いものに行く前に、予算を決める」のもおすすめです。たとえば、「今日の買いものは5000円まで」と決めておくと、それ以上つかいすぎることがなくなります。お財布に決めた金額だけを入れておくのも、効果的な方法です。
キャッシュレスをかしこく使う方法
キャッシュレス決済は、とても便利です。カードやスマホでピッとするだけで買い物ができ、ポイントもたまります。でも、現金のように目に見えないため、お金をつかいすぎてしまうこともあります。
キャッシュレス決済を上手につかうためには、「支払いの記録をチェックする」ことが大切です。たとえば、スマホの決済アプリには、毎月いくらつかったかを見る機能があります。これをこまめにチェックすると、「今月はつかいすぎたな」「来月は気をつけよう」と考えられるようになります。
また、「ポイントにつられない」ことも重要です。キャッシュレス決済には、ポイントがたまる仕組みがあります。でも、「ポイントがつくから買おう!」という気持ちで買い物をすると、無駄遣いがふえてしまいます。ポイントは「おまけ」と考え、買いものの基準にしないようにしましょう。
さらに、「使うキャッシュレス決済をしぼる」のもよい方法です。カードやアプリが多すぎると、お金の管理がむずかしくなります。「〇〇ペイだけつかう」「クレジットカードは1枚だけにする」など、できるだけシンプルにすると、お金をつかいすぎることがなくなります。
買い物をかしこくするための習慣
無駄遣いをへらすためには、日ごろの買い物のしかたを見なおすことが大切です。
まず、「おなかがすいているときに買いものをしない」ようにしましょう。おなかがすいていると、ついつい食べものを買いすぎてしまいます。スーパーに行く前に、少しおやつを食べるだけで、買いすぎをふせぐことができます。
つぎに、「買うものをメモしてから行く」ことも大切です。あらかじめメモを書いておくと、それ以外のものを買わなくなります。スマホのメモ機能を使うのもよい方法です。
そして、「少しだけがまんする」ことを習慣にすると、無駄遣いがへります。たとえば、「このくつがほしい!」と思ったとき、すぐに買わずに「1週間待ってみる」と決めます。1週間たってもほしいと思ったら買う、そうでなければ買わない。このくり返しで、本当に必要なものだけを買うことができるようになります。
まとめ
- 無駄遣いは、セールやキャッシュレス決済の使い方を見なおすことでへらせる
- セールでは、買うものを決めてから行くことが大切
- 予算を決めて買いものをすると、つかいすぎをふせぐことができる
- キャッシュレス決済は、記録をチェックしながらつかうとよい
- ポイントにつられず、「本当に必要なものか?」を考えて買うことが大事
- 買うものをメモしてから買いものに行くと、むだづかいがへる
- すぐに買わず、「1週間待つ」習慣をつけると、本当に必要なものだけを買うようになる