働いたのに、給料をもらえないのは、とてもつらいことです。でも、大丈夫です。あせらずに、今できることを一つずつ進めていきましょう。
給料を払ってもらえない
まず、会社に確認しよう
給料日をすぎても、お金が振り込まれないときは、まず会社に確認してみます。「何かの間違いではないか?」と聞くだけで、すぐに振り込まれることもあります。経理(お金の管理をするところ)の人や上司に、給料がまだ入っていないことを伝えましょう。
証拠しょうこを集めよう
会社に確認しても、給料が払われないことがあります。そのときは、働いた証拠を集めましょう。タイムカード(出勤時間を記録するもの)、給与明細(給料の内容を書いたもの)、仕事のやりとりをしたメールなどが証拠になります。スマホでスクリーンショットをとるのもよい方法です。
労働基準監督署(ろうどうきじゅんかんとくしょ)に相談しよう
会社に言っても、給料が払われない場合は、労働基準監督署に相談しましょう。ここは、働く人を守るための役所です。会社の名前や、給料をもらえていないことを伝えると、どうすればいいか教えてくれます。(無料で相談できる)
無料の相談窓口を使おう
弁護士(法律の専門家)に相談するのも、一つの方法です。お金がなくても、無料で相談できるサービスがあります。
たとえば、法テラス(ほうてらす)という相談窓口では、電話やメールで相談できます。自分ひとりで解決するのがむずかしいと感じたら利用しましょう!
会社をやめる前にすること
給料が払われないまま、会社をやめたくなるかもしれません。でも、やめる前に、もらえるものを確認しましょう。有給休暇(働かなくても給料がもらえる休み)が残っているなら、使ってからやめるのもよいです。また、退職届(やめるときに出す紙)を書く前に、もらえる給料の計算をしておくと良いです。
最後に
給料が払われないときは、不安になるかもしれません。でも、一人で悩まなくても大丈夫です。まずは会社に確認し、証拠を集め、相談できる場所を探しましょう。あせらずに、一つずつ進めていけば、きっと解決できます。
まとめ
- まず、会社に確認する
- 働いた証拠を集める
- 労働基準監督署に相談する
- 無料の法律相談を活用する
- 会社をやめる前に、有給やもらえるお金を確認する