定期券、なんとなく買っていませんか?
毎月、なんとなく定期券を買っていませんか?「会社や学校に行くから、とりあえず定期券を買っている」人も多いでしょう。でも、実は使いかたによっては定期券がムダになっている ことがあります。
交通費は毎日の出費だからこそ、少しでも節約したいですよね。この記事では、定期券を見直す方法 と交通費をムダにしないためのコツを紹介します。
定期券は本当にお得?まずは計算してみよう
定期券は、一定の区間を何回でも乗れるチケットです。でも、「定期券のほうが安い」と思いこんでいる人も多いです。実際にお得なのかを計算してみましょう。
定期券が元をとるには、どれくらい乗ればいい?
たとえば、1か月の定期券が1万円だとします。片道の運賃が300円の場合、1回の往復で600円です。
1万円 ÷ 600円(1日の交通費) = 約16.6日
1か月に17日以上、電車に乗るなら、定期券のほうが安いです。逆に、17日未満しか乗らないなら、定期券なしのほうがお得です。

「毎日は通勤しない」「在宅勤務が増えた」という人は、定期券をやめたほうが安くなる可能性が高いでしょう。
定期券をやめても大丈夫?交通費を節約する方法
定期券をやめると、毎回きっぷを買うのが面倒になりそうですが、実は便利な方法があります。
交通系ICカードを使う
SuicaやPASMOなどのICカードを使えば、1回ずつきっぷを買わなくてもOKです。さらに、ICカードを使うと運賃が少し安くなることもあります。
割引きっぷを活用する
鉄道会社によっては「回数券」「1日乗り放題きっぷ」など、お得なチケットがあります。通勤が少ない人は、こうした割引きっぷを使うと、定期券よりも安くなることがあります。
自転車を活用する
通勤や通学で電車を使う距離が短いなら、自転車に変えてみるのもおすすめです。毎月の交通費がゼロになり、運動にもなります。
定期券は短い期間のものを選ぶ
定期券には、1か月・3か月・6か月のプランがあります。3か月や6か月の定期券のほうが、1か月あたりの料金は安くなります。でも、今後の通勤回数がへるかもしれないなら、まずは1か月の定期券にしておくとムダになりません。
仕事や学校のスタイルが変わったら、定期券を見直そう
以前は毎日電車に乗っていた人も、最近は在宅勤務やリモート授業が増えて、電車に乗る回数がへった人が多いです。
また、会社や学校によっては「交通費は使ったぶんだけ支給する」ところも増えています。毎月、会社に出勤した日だけ交通費をもらえるなら、定期券を買うよりも1回ずつ運賃を払ったほうがお得になることが多いです。
まずは、自分の通勤や通学のスタイルが変わっていないかをチェックして、定期券を続けるかどうかを見直しましょう。
まとめ
- 定期券は、1か月に17日以上電車に乗るならお得
- 通勤や通学の日が少ないなら、定期券なしのほうが安くなる可能性がある
- ICカードや割引きっぷを活用すると、定期券がなくても便利に使える
- 自転車通勤にすると、交通費がゼロになり、運動にもなる
- 今後の働き方や通学スタイルが変わるなら、定期券の見直しをする
- ポイントサイトやクレジットカード払いを活用するべし