気づかないうちにお金がなくなる!?コンビニのワナ
「ちょっとお茶を買うだけ」「夜ごはんのおかずを少し買い足そう」そんなふうにコンビニに立ち寄ったことはありませんか? 1回の買い物は数百円でも、毎日のように行っていると、気づかないうちにかなりのお金を使っています。
コンビニはとても便利ですが、実は「ムダづかいの原因」になることが多いです。この記事では、コンビニに行く回数をへらすだけで、どれくらい節約できるのかをくわしくお話しします。
コンビニに行くと、お金を使いすぎる理由
コンビニに行くと、買う予定のなかったものまで買ってしまいます。これには理由があります。
まず、コンビニは商品がとても見やすく並んでいます。おいしそうなお菓子や新発売のスイーツが目に入り、つい手を伸ばしてしまいます。また「あと100円買えばクーポンがもらえる」などのキャンペーンも、ついで買いをうながします。
さらに、コンビニの商品はスーパーよりも少し高めに設定されています。
たとえば、ペットボトルの飲みものはスーパーなら100円以下のことが多いですが、コンビニでは150円前後します。たった50円の差でも、毎日続くと1か月で1500円、1年で18000円ものムダづかいです。
コンビニに行かないだけで、どれくらい節約できる?
コンビニでよく買うものと、その平均価格を見てみましょう。
- ペットボトルのお茶(150円)
- おにぎり(140円)
- 菓子パン(160円)
- おやつ(200円)
たとえば、これらを1日1回買ったとすると、1回で650円かかります。週に5回コンビニに行くと、1週間で3250円、1か月で13000円、1年で156000円もの出費になります。これは、かなりの金額ですよね。
もし、コンビニに行く回数を半分にするだけでも、毎月6500円、年間で78000円の節約になります。これだけのお金があれば、ちょっとした旅行や好きなことに使えます。
コンビニに行く回数を減らすためのコツ
では、どうすればコンビニに行く回数をへらせるのでしょうか? ちょっとした工夫でムダづかいを防げます。
まず、飲みものはできるだけ家から持っていきましょう。水筒にお茶を入れて持ち歩けば、ペットボトルを買わなくてもすみます。お茶を作るのがめんどうな場合は、大きなペットボトルを買って家でつぎ足すだけでもかなりの節約です。
また、おやつやパンを買う習慣がある人は、スーパーでまとめ買いしておくのがおすすめです。スーパーなら同じものを安く買えます。
さらに、お昼ごはんや夜ごはんにコンビニを使うことが多い人は、事前に簡単なおにぎりやサンドイッチを作っておくといいでしょう。お弁当を作るのがむずかしい場合でも、冷凍のおかずやレトルト食品をつかうとべんりです。
どうしてもコンビニに行くなら?
とはいえ「どうしてもコンビニに行かなければならない日」もありますよね。そんなときは、ムダづかいをしないように、買うものを決めてから行くのが大切です。
たとえば「今日はお茶だけ買う」と決めたら、それ以外のものには目を向けないようにします。また、スマホのメモに「今日の買い物リスト」を作るといいです。
さらに、コンビニでは電子マネーやクレジットカードを使うよりも、現金を持っていくといいです。なぜなら、現金だとお金の減りが目に見えるため、「あと〇〇円しかないから、やめておこう」とブレーキがかかるからです。
コンビニに行かない習慣をつけると、お金が自然にたまる
コンビニに行く回数をへらすだけで、毎月の出費を大きくへらせます。はじめは少しがまんが必要かもしれませんが、しばらく続けていると「コンビニに行かなくても大丈夫!」という気持ちになります。
また、コンビニに行かなくなると、「ほしい!」と思っていたお菓子やスイーツが、実はそれほど必要でなかったことに気づくこともあります。こうして自然とムダづかいのクセがなくなり、お金がどんどんたまるようになりますよ。
まとめ
- コンビニに行くと、ついで買いをしてしまい、出費が増える
- コンビニの商品は、スーパーよりも少し高めに設定されている
- 1日650円の買いものを週5回すると、年間156000円もの出費
- 水筒を持ち歩いたり、スーパーでまとめ買いがよい。
- どうしてもコンビニに行くときは、買うものを決めてから行く
- 電子マネーより現金を使うと、ムダづかいを防ぎやすい
- コンビニに行く回数を減らすと、自然とお金がたまる