お店でスマホを買うときや、へやをかりるとき、お金をかりるときなど、いろいろな場面で「やくそくごと」をすることがあります。このとき、紙に名前を書いたり、はんこをおしたりすることが多いです。
でも、「めんどうだから」「はやくおわらせたいから」と、よく読まずにさいんすると、あとでこまることになることがあります。
やくそくごとをするための紙には「〇〇円を毎月はらう」「〇年間はやめられない」などの大切なことが書いてあります。さいんをすると、それをまもらなければいけません。もし、よくわからないままさいんしてしまうと、思っていたのとちがうことになってしまうかもしれません。
契約書をよく読まないとどうなる?
やくそくごとの紙には、小さな字でたくさんのことが書いてあります。一見しても、なにが書いてあるのかわからないことが多いです。
たとえば、スマホのけいやくをするときに、たくさんのお金をはらうことになっていたり、いらないサービスにお金がかかっていたりすることがあります。
へやをかりるときも、なにげなくさいんしてしまうと、出るときにおおきなお金がかかることがあります。また、仕事をするときのやくそくごとも、しっかりよまないと、「思っていたよりもお金がすくない」「長い時間はたらかなければならない」などの問題が出てくることがあります。
さいんする前にかくにんしよう!
さいんをする前に、まずはじっくりよんで、なにが書いてあるのかをたしかめることが大切です。
やくそくごとの紙には、むずかしい言葉がたくさん使われています。「かいやく」「じどうこうしん」「いちねんいないにやめると、お金がかかる」などの言葉があったら、それがどんな意味なのかをしらべてみましょう。また、「いますぐさいんしてください!」と言われたときは、あわてず「ちょっと考えます」と言って、いったん持ちかえってかくにんするのもよい方法です。
もし、どうしてもわからないときは、家族やしんせき、しんせんな人にそうだんするのがよいです。しんせんな人がいない場合は、市役所や区役所に行くと、しんせつにおしえてもらえます。
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じぶんでりかいがむずかしいときは、だれかにそうだんをしよう。けいやくをするまえにそうだんをすることがたいせつだよ!
どんなときに気をつける?
さいんをするときは、いつでも気をつけるべきですが、とくに注意が必要なものがあります。それは….
- スマホのやくそくごと
- へやをかりるとき
- 仕事をするとき
- 高いものを買うときです。
スマホのやくそくごとは、しらないうちに高いお金をはらうことになっていることがあります。へやをかりるときは、やめるときにお金がかかるかどうかをしっかりかくにんしましょう。仕事をするときは、もらえるお金や、はたらく時間のことをよくしらべておくことが大事です。高いものを買うときも、さいごまでお金をはらいおえるまでのことを考えてからさいんするようにしましょう。
こまったときにそうだんできる場所
もし、やくそくごとでこまったときは、いくつかそうだんできる場所があります。たとえば、消費生活センターは、お金のことでこまったときにそうだんできます。市役所や区役所では、やくそくごとについてしんせつにおしえてもらえます。また、ほうりつの先生(べんごし)がいる「ほうてらす」というところでは、もっとくわしくそうだんすることができます。
まとめ
- やくそくごとの紙は、さいんする前によく読むことが大切。
- わからないことがあれば、すぐにさいんせず、かくにんする。
- しんせんな人にそうだんしたり、市役所などで聞くこともできる。
やくそくごとは、いちどさいんすると、あとでもとにもどせないことがあります。あわててさいんせず、しっかりよんで、かくにんしてからやくそくをまもるようにしましょう。