お金を貯めたいと思っていても「なかなかうまくいかない」「気づいたらお金がなくなっている」と感じることはありませんか? そんな人におすすめなのが 「先取り貯金」 です。
先取り貯金とは、給料が入った日に 先に貯金をする 方法です。お金を使ったあとで「余ったら貯金しよう」と思っても、なかなか残りません。でも、最初に貯金してしまえば、確実にお金を貯められます。
この方法を続けることで、自然とお金がたまり、ムダづかいもへります。今回は、先取り貯金のメリットや続けるコツをわかりやすく説明します。
なぜお金が貯まらない?
貯金ができない人の多くは「余ったお金を貯金しよう」と考えています。でも、実際に給料をもらうと、家賃や食費、スマホ代などを払ったあと、ついほかのことにお金を使ってしまいます。
たとえば「今月は余裕があるから、ちょっといいごはんを食べよう」「セールで安くなっているから、買っておこう」などと考えてしまうことがよくあります。気づいたら、もうお金がほとんど残っていない… そんな経験はありませんか?
「お金が余ったら貯金しよう」ではなく、「先に貯金をする」ことが大事です。 そうすれば、お金がへる前に、しっかりと貯金ができます。
先取り貯金のメリット
1.お金が確実に貯まる
給料が入ったら すぐに 貯金するので「気づいたらお金がなくなっていた!」ということがありません。最初に貯金すれば、あとは残ったお金で生活するだけ。無理なくお金がたまります。
たとえば、給料が20万円の人が、毎月2万円を先取り貯金すると、1年で24万円になります。何もしないと、使いすぎるかもしれませんが、最初に2万円を貯金しておけば、確実にお金がたまります。
2.ムダづかいが減る
先取り貯金をすると「使えるお金」が最初から少なくなるので、ムダづかいが自然と減ります。
「お金がある」と思うと、つい使ってしまうものです。でも、貯金を先にすれば、残ったお金の中でやりくりしようと考えるようになります。「これは本当に必要かな?」と考えるクセもつくので、ムダづかいが少なくなります。
3.お金の管理がしやすくなる
先取り貯金をすると、毎月のお金の流れがわかりやすくなります。給料が入ったら、まず貯金。そして、残ったお金で生活費をやりくりする。この流れができると、お金の使い方がシンプルになります。
また、貯金用の口座を作っておくと、どれくらいお金がたまったかがすぐにわかります。目に見える形でお金が増えていくので「もっと貯金しよう!」という気持ちになります。
4.いざというときに安心
急な出費があるときも、貯金があれば安心です。例えば「病気で病院に行かないといけない」「家電がこわれてしまった」など、思わぬ出費があることもあります。
貯金がないと「どうしよう…」と不安になります。でも、先取り貯金をしておけば、そういうときも落ちついて対応できます。いざというときのために、お金を貯めておくことはとても大切です。
先取り貯金のやり方
1.貯金する金額を決める
「毎月いくら貯金するか」を決めましょう。最初は無理をせず、少ない金額から始めるのがおすすめです。たとえば、給料の 5%~10% くらいから始めると、無理なく続けられます。
もし、給料が20万円なら、「1万円を先取り貯金する」と決めるとよいでしょう。最初から高い目標にすると続かないので、できる範囲で始めます。
2.貯金用の口座を作る
普段使う口座とは別に「貯金専用の口座」を作るとよいです。お金がまとまってくると「使いたい!」気持ちになることがあります。でも、貯金専用の口座に入れておけば、すぐに使えないので、自然とお金がたまっていきます。
3.給料が入ったら、すぐに貯金する
先取り貯金で一番大事なのは、「給料が入ったら、すぐに貯金する」ことです。「あとで入れよう」と思っていると、つい忘れてしまったり、使ってしまったりします。
自動で貯金できる設定をしておくのもおすすめです。銀行には「自動積立」というサービスがあり、毎月決まった金額を自動で貯金できます。自動で貯金できると、続けるのがとても楽になります。
先取り貯金を続けるコツ
1.少ない金額から始める
最初から高い目標にすると、続けるのが大変です。まずは少しの金額でOKです。「毎月5000円」でもいいので、とにかく続けることが大切です。
2.目標を決める
貯金を続けるためには「何のために貯金するのか」を決めることが大切です。
- 「旅行に行きたい」
- 「新しいスマホを買いたい」
- 「将来のために貯める」
など、目標があるとやる気が出ます。
3.使わない口座に入れる
貯金用の口座にお金を入れて、普段は見ないようにすると、使いたい気持ちを防げます。ネット銀行を使うと、簡単に貯金専用の口座を作ることができます。
まとめ
- 先取り貯金は、お金を確実にためるための方法
- 給料が入ったら、すぐに貯金するとムダづかいが減る
- 貯金用の口座を作ると、お金が増えるのがわかりやすい
- 急な出費があっても、貯金があれば安心できる
- 無理なく続けるために、少ない金額から始めるのがおすすめ